横浜球団、「モバゲー」のDeNAが買収へ
TBSと大筋合意
TBSホールディングスが傘下のプロ野球・横浜ベイスターズを、ソーシャルゲームサイト「モバゲー」を運営するディー・エヌ・エー(DeNA)へ売却することで、両社が大筋合意した。売却には12球団で構成するオーナー会議での承認が必要で、売却の行方には流動的な面も残る。
TBSはグループで持つベイスターズ株約7割の大半を売却する。売却額は100億円前後の見込み。TBSは次回のオーナー会議への提案を目指す。各球団オーナーに対して打診を始めた。
ベイスターズは成績の低迷で観客動員数や放映権料が減少。毎年20億円前後の赤字をTBSが補填していた。DeNAは携帯電話などで参加者が交流しながら遊ぶソーシャルゲームの大手。2010年度の売上高は1127億円と前年度の2倍強に成長している。知名度を高められる球団運営に関心を示していた。
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