横浜の新助っ人、登録名は漢字で「立直」!?

[ 2011年1月24日 06:00 ]

来日した新外国人リーチは、看板に触れながらガッツポーズ

 えっ、登録名「立直(リーチ)」?横浜の新外国人左腕ブレント・リーチ投手(28)に、名前を「立直」と漢字登録するプランが浮上した。23日、成田着の日航機で来日。本人は「立直?そういう言葉があるの?なるほど~」と興味津々で「(球団の)皆さんにお任せします」と笑顔でOKサインを出した。

 1メートル96、98キロ。ちょっと太めのリーチ棒のような体形の巨漢左腕が、文字通り横浜投手陣を「立て直す」。チームは3年連続最下位で、昨季のチーム防御率4・88は12球団ワースト。最速145キロを超える直球と安定した制球力が売りのリーチは、即ローテーション入りが期待されている。28歳の好青年。立直が日本では麻雀をはじめ、ゴールが近いときに使用される親しみある言葉と聞くと大喜びだった。

 ≪過去には南海に「王天上」≫過去に登録名を漢字にした外国人選手は、南海の王天上(おうてんじょう=本名フランク・オーテンジオ)がいる。1メートル85、97キロの巨漢内野手は79年南海入り。同年のオープン戦で2本塁打5打点した活躍を受け、球団の提案で3月14日から「世界の王貞治(巨人)を超える選手に」という意味を込め登録名を変更した。80年までプレーし、通算149試合で打率・250、30本塁打、70打点。戦時中には巨人のビクトル・スタルヒン投手が半ば強制的に「須田博」として登録された。

 ◆ブレント・リーチ 1982年11月18日、米ミシシッピ州生まれの28歳。05年ドラフトでドジャースから6巡目指名を受け入団。09年にメジャーデビューし、同年は38試合に登板、2勝0敗、防御率5・75の成績を残した。昨季はメジャー昇格はなく、傘下の2A、3Aで通算10勝5敗、防御率5・25。1メートル96、98キロ、左投げ左打ち。

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2011年1月24日のニュース