中日落合博満監督(56)の長男福嗣さん(23)が結婚していたことが13日、分かった。お相手は今年から交際を始めた山口県出身の一般女性。自身がコラムを寄稿している雑誌に掲載される予定だった結婚記事がネット上に流出したことを受け、この日、インターネットの無料動画サイトで緊急会見した。電話で信子夫人(66)、新妻も参加するなど福嗣さんらしくユーモアあふれる会見だった。

 福嗣さんは午後7時からインターネットの無料動画サイトで結婚を発表した。「私、10月18日に入籍しました」と切り出すと、本来は自身がコラムを寄稿している雑誌に来週掲載される予定だった結婚記事がこの日、ネット上に流出したため緊急会見したことを明かした。

 福嗣さんによれば、お相手は山口県出身の一般女性で年齢未公表。出会いは今年に入ってからで、インターネットでの無料通話を利用して遠距離での愛をはぐくんだという。「最初に会った時に中日ドラゴンズを知らなかった。落合博満って、おいしいの?

 っていう感じだった。それがよかったんです。みんな僕ではなく、父ちゃんを見ている人が多いから」。3冠王を父親に持つがゆえの苦悩を披露し、結婚した理由を説明した。

 福嗣さんは落合監督が中日時代の87年に名古屋で生まれた。幼少時から両親とともに、マスコミに露出してきた。高校時代は野球部を退部したが、大学進学とともに雑誌にコラムを寄稿するなど、文化面での才能を発揮した。落合監督を応援するなど球場にもひんぱんに足を運んでいた。

 会見の中では電話で母信子さんと新妻の声も披露した。「お金目当てだって言われているよ」と福嗣さんが振ると、新妻が「そんなわけないでしょ」と突っ込む場面もあった。信子さんも「嫁が料理をしてくれて助かっています」とうれしそうにコメントした。さらに福嗣さんは、ものまねをしながら「そうか。よかったな。おめでとう」と父の祝福コメントも紹介した。最後には新妻について「本当にかわいいですよ。周りからいろいろ言われても自信を持って、嫁さんと死ぬまでいられるんです。愛していますから」と話し、笑顔で締めくくった。

 [2010年11月14日8時43分

 紙面から]ソーシャルブックマーク