アストロズのエド・ウェード・ゼネラルマネジャーは19日、松井稼頭央内野手(34)の保有権を放棄することを発表した。事実上の解雇で、松井稼はウエーバーに掛けられ24日までに獲得希望の球団がない場合は自由契約選手となる。

 アストロズで3年契約最終年の松井稼は今季、先発を外れる試合が目立ち、18日まで27試合に出場、打率1割4分1厘の不振だった。19日の試合も出場機会がなかった松井稼は「成績が出せていなかったので仕方がない。この2年半、素晴らしいチームでプレーできたことに感謝しています」と話した。

 プロ野球西武で活躍した松井稼は、大リーグ日本選手初の内野手として2004年にメッツ入り。持病の腰痛に苦しみながらも07年にはロッキーズでワールドシリーズに出場し、08年からはアストロズに所属していた。