関西独立リーグが石毛宏典最高顧問(52)との決別を宣言した。新運営会社を設立し再出発した同リーグは28日、和歌山市内で代表者会議を開催。26日に出席を伝えてきた石毛最高顧問は前日27日にキャンセル。新運営会社社長を兼任する紀州・木村竹志球団代表(47)は「石毛さんとは今日で区切りとします」と語った。石毛氏は前運営会社ステラの最高顧問を務めていた。ステラが資金難を理由に球団への分配金を払えずに運営撤退を決めた時点で、組織上はリーグと石毛氏との関係は切れた。しかし、状況次第で今後も助言を求めるつもりでいた木村代表は「今日来て謝罪をしていただけたなら、何らかの形でリーグに携わっていただくつもりでした」と落胆した。リーグはこの日の紀州-明石戦(紀三井寺)で公式戦を再開。観衆347人が見守った。

 [2009年5月29日9時9分

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