ヤクルト由規が人生初の女装姿でマイクを握り、大爆笑を誘った。23日に行われたファン感謝デーのカラオケ大会で、ピンクのミニワンピースにおさげのカツラを被り、佐藤賢投手と「W佐藤」として登場。ピンクレディーの『サウスポー』をノリノリで熱唱した。

 先輩左腕の村中の固辞により、急きょ“右腕”へステージ登板の指令が舞い込んだ。プロの世界で1年間もまれて精神的にもたくましく成長。先に青木らが歌ったアイドルグループの『羞恥心(しゅうちしん)』も見事にはねのけ、振り付けが分からないながらもアドリブで堂々と踊る意外な一面に、詰め掛けた1万6933人のファンのボルテージは最高潮へと達した。

 鏡で女装姿を見た由規は「ないですね」と苦笑。歌の採点こそ81点だったが、ステージを楽しみ、大きな拍手と笑いを一身に浴びた達成感から「(女装も含め)90点」と、満足そうに笑顔で振り返っていた。