2日、神奈川県厚木市立戸室小学校の開校30周年記念行事の一環として講演、生徒らの質問に答える横浜ベイスターズの多村選手。(撮影:佐谷恭)

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プロ野球・横浜ベイスターズの多村仁選手が2日、神奈川県厚木市立戸室小学校の開校30周年記念行事に招かれ、「夢に向かって」と題したトークショー形式の講演とミニミニ野球教室を行った。全校児童570人が「かっとばせぇ、たーむーら! 仁の闘志 バットに込めて セ界に突き刺せ必殺の弾丸」と、テーマソングで多村選手を迎えた。

 講演で、児童から「小さいころ何をして遊びましたか」と聞かれ、同選手は「釣りに行ったり、ハイキングに行ったり、家にこもるよりも外で遊ぶのが好きだった。みんなもゲームばかりでなく、外で遊ぼう」と呼びかけた。また、スポーツが上達する方法について「とにかく好きになること」、ケガから早く回復する方法について「直すぞという意思」が大切だと話し、児童らに“気持ち”の大切さを教えた。

 ミニミニ野球教室では、ボールの投げ方や、ホームランの打ち方などを児童に聞かれ、コツを丁寧に教えていた。「腹筋運動はどうすればできますか」と質問した女子児童は、多村選手に励まされ、他の児童の前で初めて腹筋を成功させ、拍手をもらっていた。

 多村選手は児童らに「目標がその日その日を支配する」という横浜高校野球部の恩師の言葉をメッセージとして送り、「夢をかなえるために、目標をその下に置き、かなえられるようにするのが大事。今日は地元厚木の戸室小のみんなと会って、僕もパワーをもらいました」と語った。

 多村選手は行事終了後、記者団の質問に答え「プロ野球選手として、野球をしているだけではダメ。小学校や福祉施設を訪問するのは当たり前だし、義務であるとも思う。米メジャーリーガーの、そういういいところを学びたい。力になりたい」と話した。【了】

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